野良猫のフン対策を調べ始めると、わりと早い段階で目にするのが「コーヒーかす」というワードではないでしょうか。
私が最初に試したのもこれでした。元はといえば妻からの提案からですが、真っ先に候補に挙がったのが、この方法でした。
この記事では、実際にコーヒーかすを使って猫のフン対策を試してみた結果と、調べていく中で分かった「知っておいた方がいいこと」を、できるだけ正直にお伝えします。

きっかけは妻の何気ない一言
対策グッズをAmazonでいろいろ眺めてみた私でしたが、正直「どれが本当に効くんだろう……」というのが最初の感想でした。
忌避剤、スプレー、超音波……種類が多すぎて、どれから手をつけていいのか分かりません。もちろんできることならあまりお金はかけたくないし。
そんな時、いつもの電話で妻がこう言いました。

ねぇ、コーヒーを淹れた後のかすが、猫よけに効くらしいよ



コーヒーかすかぁ…それで効くのならいいなぁ!
私はコーヒー好きで、毎日4〜5杯、コーヒーメーカーで淹れています。抽出後のかすは、放っておいても毎日けっこうな量が出ます。
「それなら、お金もかからないし、いいなぁ」と、翌朝さっそくやってみることにしました。
実際にやってみた結果
庭のフンをされていた場所を中心に、乾かしたコーヒーかすをぱらぱらとまいてみました。作業自体は5分もかからず、あっけないほど簡単です。


それから数日。
猫の姿も見ません。フンもありません。
(おっ、意外と効いてる?)と、少し期待が膨らんだのですが……数日後、今度は少し離れた場所で、またやられていました。惜しい、そこじゃないのか、という感じです(苦笑)。
正直なところ、効果があったのかどうかは、はっきりとは言えません。 何もしなくても、しばらく猫が来ない時期はありますから。
ただ、事実として言えるのはこの一点です。
コーヒーかすをまいていた数日間は、フンがなかった。
たまたまなのか、多少なりとも効いていたのか。今となっては分かりませんが、コストはほぼゼロですし、また試してみてもいい方法だとは思っています。
ネットの口コミを見てみると、賛否が真っ二つ
自分ひとりの体験だけでは心もとないので、他の方の口コミもいろいろ調べてみました。すると、
- 「コーヒーかすをまいたら本当に来なくなった」という声
- 「うちはまったく効果がなかった」という声
の両方が見つかり、評価はきれいに割れていました。「1か月続けて試してみたら、フンの回数が明らかに減った」という報告もあれば、「毎日撒いても素通りされた」という声もあり、正直、どちらを信じればいいのか分からなくなるほどです(笑)。
ではなぜ、これほど結果に差が出るのでしょうか。理由を調べてみると、いくつか納得できるポイントがありました。
専門家の見解:なぜ効くと言われ、なぜ限界もあるのか
コーヒーが猫よけになる可能性
まず「なぜコーヒーの香りが猫よけになると言われるのか」ですが、猫の嗅覚が非常に鋭いことと関係しているようです。
ある猫専門メディアでは、コーヒーかすが猫よけとして語られる背景について、猫の優れた嗅覚と独特な香りとの組み合わせが理由として挙げられると説明されています(出典:にゃんラブ)。
人間には心地よい香りでも、猫にとっては強く不快に感じられる可能性がある、というわけです。
コーヒーで猫よけする限界
一方で、限界を指摘する声も少なくありません。
あるペット向けメディアでは、コーヒーかすの香りは時間とともに薄れやすく、天候の影響を受けやすいため、こまめな撒き直しが必要になると解説されています(出典:petscare.com)。
目安としては2〜3日おきに替える、また雨の後には撒き直しが必要とされているようです。最初試したのが梅雨時期だったので、それはとても条件が悪かったといえそうです。
また、猫によってコーヒーの香りへの反応はさまざまで、まったく気にしない猫もいるとの指摘もあります(出典:Coffee Breath)。
「うちの近くの猫には効かなかった」という声は、この個体差が理由の一つと考えられそうです。
興味深かったのは、猫よけとしての効果とは別に、消臭効果が期待できるという点です。
コーヒーかすは酸性の性質を持つため、アルカリ性であるアンモニア臭(つまり尿やフンの臭い)を中和する働きがあるとされています(出典:nekoyoke.work)。
猫よけとしての効果は微妙でも、「臭い消し」の副産物としては悪くなさそうです。
【注意】野良猫にとってもカフェインは危険という話
ここは、この方法を試す前にぜひ知っておいていただきたいポイントです。
コーヒーかすには、当然ながらカフェインが残っています。獣医師監修の情報によると、猫にとってカフェインは中枢神経や心臓に影響を与える成分で、少量でも中毒症状(興奮、頻脈、嘔吐など)を引き起こす可能性があるとされています(出典:ペトコト)。
うちに来る猫たちは飼い猫ではなく野良猫なので、私が直接何かできるわけではありません。
ただ、この一連の格闘の中で、生まれたばかりのような小さな子猫たちにも何度か遭遇しています。好奇心旺盛な子猫が、庭に撒かれたコーヒーかすを不用意に舐めてしまう可能性はゼロではありません。
野良猫といえども、危険にさらすのは本意ではありません。そう思うと、厚く盛るように大量に撒くのは、ちょっと考えものかなと思っています。
薄く、広い範囲に撒くくらいにとどめておくのが、無難な使い方のような気がします。
匂いのローテーション・・・正直しんどいです
対策系の記事を読んでいると、「コーヒーかす・柑橘系の皮・木酢液などを日替わりでローテーションすると効果的」というアドバイスをよく見かけます。
理屈としてはよく分かるのですが、正直に言うと、これを毎日・毎週きちんと続けるのは、私の生活には現実的ではありませんでした。
コーヒーかすを乾かして、まいて、数日後にまた撒き直して……というのを他の忌避剤と組み合わせて回すのは、想像していた以上に手間がかかります。
「効果はありそうだけど、続けるのはなかなか大変」というのが、正直な感想です。
毎日律儀にコーヒーを淹れて、かすを乾かして……というのを、猫対策のためだけにやり続けられる方は、そう多くないのではないでしょうか(^^;
まとめ:コスパは良いが、過信は禁物
ここまでの内容を、私なりに簡単に整理してみます。
| 項目 | 感想 |
|---|---|
| コスト | ◎(ほぼタダ) |
| 手間 | △(乾燥・定期的な撒き直しが必要) |
| 即効性 | △(数日〜様子見が必要) |
| 持続性 | △(雨に弱く、2〜3日で効果が薄れがち) |
| 安全面 | △(撒きすぎには注意) |
| 消臭効果 | ○(副次的なメリットとして期待できそう) |
「絶対に効く」とは言い切れませんが、お金をかけずに試せる最初の一手としては、悪くない選択肢だと思います。
ただ、これ一本で猫のフン対策が完全に解決するわけではなく、私もこのあと忌避剤やトゲシートへと対策を進めていくことになりました。
その経過は、次の記事でお伝えします。



コーヒーは毎日飲んでいるので、この対策は続けていこうと思っています。
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